ネットで、雑誌で、球面ズミルックス35mmの作例を見ることが多くなってきたように感じます。以前は開放の描写に「なんだこのレンズは?」と思っていたハレーションも写真を綺麗に見せる一因子だと思えるようになってきたし、絞ったときの描写も凄いものがあります。そして暗いところに強い!M2用標準レンズとしてこれは無理してでも買うしかないと決心しました。
しかし...この球面ズミルックス35mmは1961年から1989年まで作りつづけられたロングセラーレンズ。数々のバージョンがある。どれにするか悩ましい...
初期型眼鏡なし
クローム、ブラック鏡胴あり。ブラックは通常クロムトップだがすべて黒のもあるらしい。この初期型が最もズミルックスの癖が強い。最も高価。最短1m。フィルター径41mmで専用フィルターが必要。フードはOLLUX。このフードはアルミ製ブラックペイント。このフードは赤いガラス玉が付いているものあり。このフードが高価で、入手困難。売っているのを見つけるのも難しい。
初期型眼鏡有り
クロームのみだと思うけど、もしかしたらブラック鏡胴あるかもしれない。眼鏡付きというのは35mm用のブライトフレームの無いM3用で、50mmのフレームを拡大して35mmの視野にする仕組み。M3以外のライカボディにも使える。眼鏡付きの最大の特徴は最短65cmなこと。フィルター径41mm、フードはOLLUX。
後期型眼鏡なしストッパー有り
1966年にマイナーチェンジ。レンズ構成は同じ。ブラック鏡胴のみ。無限のストッパーが付いている。このストッパーの作りが素晴らしく人気がある。数はストッパー無しに比べて少ない。初期型に比べて開放のハレーションが改善(今となってはいいかわからないけど)されている。フードは穴開きの12504を使用。このフードを利用して落とし込み式のシリーズ7のフィルターを使用する。最短は1m。
後期型眼鏡有りストッパー有り
M3生産中止後も70年代まで作りつづけられた。ブラック鏡胴のみ。最短65cm。後期型の眼鏡付きはすべてストッパー付き。数は少ない。
後期型ストッパーなし無限のストッパーが無くなり、ピント調整の指掛けがプラスチック製になった。ブラックの他、後期にはM6チタン用にチタン色も作られた。
この中でやっぱり欲しいのはM2に合うクロームだし、癖も強いし、最短が35cmも違うのは大きいしということで、初期型球面ズミルックス35mm/f1.4眼鏡付きの白鏡胴(長!)。早速探してみると見事に無い。無い。無い。数はとても少ないそうです。探し回ってやっと見つけたのがドイツのお店のもの。注文したけど、明けても暮れても届かないのです。調べてもらったら台湾へ行ってしまって、なくなってしまったそうだす。がっくり。返金してもらいました。
眼鏡付きを探している間に、付属品も一緒に探索。珍品のズミルックス用41mmフィルターを有楽町のオカダヤで運良く発見。宝の山の中からひょっこり出てきたのです。汚いからと安くしてもらったけど、これがホントに汚い(笑)。ガラスはいくら拭いても綺麗にならないので、ガラスを入れ替えないといけないかなあと思っております。
フードOLLUXはアメリカのお店で安く手に入れることが出来ました。写真も見ないで(安かったから)買ったんだけど、届いてみたらとても綺麗で、なんとガラス玉付き。これはお買い得でした。
でもレンズがないと意味が無いっす。結局eBayで落札いたしました。ドイツのお店で買ったものよりずいぶん安く買えました。まだ届いていないけど、今度は大丈夫でしょう。状態も良さそうです。1777・・・番ですから最初期型です。個体によってハレーションの出方とか違うみたいなので楽しみですねえ。
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