« あけましておめでとうございます | Main | ローライ6008試写 »

06 February 2008

ローライ一眼レフ

今年は毎週更新する予定だったのに忙しくて忙しくて家でほとんどパソコン触れません。写真もほとんど撮れてないのです(ブローニー3本...)。いろいろあってモチベーションも下がっちゃったので、ここは一つどかんと買い物をして、写真に燃えたいものです(笑)。

カメラをいろいろ使ってきて行き着いたことは「ローライのカメラは最高」ということです。私の知らない失敗作もあるんでしょうけど、使ってみたカメラの写りはホント良いです。今まで所有したローライを数えてみると11台!その中で残っているのがローライフレックス2.8Fプラナーワイドローライ、戦前4×4ベビーローライと3台の二眼レフです。そして一度も手を出したことがないのがローライの一眼レフ。35mmもありますがとりあえず今回は中判をまとめてみましょう。

Rollei_sl66最初のローライの一眼レフはSL66です。1970年発売。ハッセルブラッドに対抗するために作られた一眼レフは形こそハッセルに似ていますが、「ハッセルと同じにはしない!」という意地があったのか機能満載のカメラでした。「ライカと同じにはしない!」とがんばって変わったことをしたコンタックスI型と似ている気もします。
・縦走り布幕フォーカルプレーンシャッター
・ピント合わせはレンズ全体を蛇腹で繰り出す方式
・近接撮影可能
・レンズが逆にも付いてマクロ機能
・アオリ可能
二眼レフで寄れなかった不満が溜まっていたのか、これでもかというくらい接写に強いカメラでした。

その後、
SL66E(1982年発売):露出計をボディーに内蔵して平均測光が可能。
SL66SE(1986年発売):スポット測光も可能。
SL66X(1987年発売): とうとうシャッター速度優先AE可能。平均測光が中央重点測光に変更。

と80年台後半まで進化を続けていきます。これから書きますスーパーカメラSLXが発売されても並行して作っていくところが凄いですね。

Rollei_slxSL66が発売された4年後、全く違う形式の一眼レフカメラSLXが発売されます。コーワ6に似た縦型ボディで、電子式レンズシャッター。
6006:1984年発売。マガジン交換式に変更。シャッタースピード優先AE搭載。
6002:1986年発売。安価版。マガジンが交換式ではなく、標準レンズが日本製ローライゴン80mmF2.8。
6008:絞り優先AE、プログラムAEも搭載。PQSレンズというカーボン羽根で最高速1/1000sのシャッターが切れるレンズが使えるようになった。
Rollei_6008it6008インテグラル:1995年発売。角度可変なハンドグリップが付いた。これにより操作性が格段に上がった。
6008インテグラル2:2005年発売。機能的にどこが変わったのか良くわかりませんが、露出表示がLEDから液晶に変わってます。
6008AF:2003年発売。オートフォーカス。
6001:マニュアル露出のみ。

6008インテグラルが完成形と言われているようです。レンズが実に25種類!ツァイスとシュナイダーのレンズが選べる豪華さ。まあ、ローライは昔からですけど。シュナイダーの現代中判レンズってローライのみに供給されているんですかね?他にあります?標準ではクセノタール80mm/f2なんてのもありますし、広角系はどれを選んでいいか解らないくらい凄いのが揃ってます。まあレンズの話はまた後日に。

以前からこの6008インテグラル用のレンズはいい!というか「最高」と聞いていて、私はずっと欲しかったのです。クセノタール80mm/f2がついたのをファインダーから覗かせてもらって痺れたりして。なんといっても力のない私は重さが心配だったのですが、まあ気に入れば根性出して持ち歩くだろうと手に入れることにしました。憧れのカメラ、レンズは1つ1つ制覇していかないといけませんからね。PQS(1/1000sシャッター付き)プラナー80mm/f2.8付きをオカダヤで周辺機器をいろいろ付けてもらって買ってきました!

|

« あけましておめでとうございます | Main | ローライ6008試写 »

ローライ」カテゴリの記事

Comments

ぎえもんさん、先日は本当にお久しぶりでした。拝見した6008のプラナー80mmでの試し撮りのポジ、いい感じでしたね!私はSL66でツァイスのプラナー80とHFT80 Made by Rolleiのものと両方使ってみましたが、個人的には圧倒的にHFTのほうが好みです。カラーリバーサルで撮影するとすごくみずみずしい描写で。ぎえもんさんのMiniが水羊羹みたいに写っていて思わずポジをペロッと舐めたくなっちゃいましたよ(笑)。私のほうは縦型6x6一眼レフのコーワ6を、1年近く前にコーワの修理部門にいたという方のところにOHに出して、つい最近そんなこと忘れかけた頃になって返ってきました。新品パーツいろいろ組み込んでいただいて嬉しいです。

Posted by: 轟 太郎(89歳) | 07 February 2008 02:59 AM

先日は久しぶりにお会い出来て楽しかったです。レンズ構成は同じでもレンズをローライ内部で作っているみたいですね。で、そんなに違うものが出来るんでしょうか。今6008用レンズのことを調べているのですが、不思議なことだらけです。
縦型構造はフィルム平面性に有利みたいですね。コーワ6いいですねえ。このカメラもレンズを探すと面白そうですね。

Posted by: ぎえもん | 07 February 2008 08:15 AM

私はHFTレンズを初めて使ったとき非常に透明感のある描写にかなりびっくりしました。だた、HFTレンズではモノクロネガやカラーネガでは撮影したことがなく、リバーサル撮影だけでの印象です。モノクロなどではどんな感じになるのか楽しみですね。6008のことは私もなんとなく調べてみましたが、かなりいいカメラのようですね。レンズも不思議なことだらけなんですか…?私も89歳。いい加減いい歳なので、電気式カメラアレルギーもようやく克服いたしました次第です。私も6008のことをもう少し詳しく調べてみて、ふところに余裕ができたら……。コーワ6用レンズは、カメラ本体と85㎜、55㎜(ラッパ型)がOHに行っていた最中に、40㎜広角を偶然見つけて、あまり売りに出ないレンズなのでとりあえず入手しておきました(^o^)。

Posted by: 轟 太郎(89歳) | 08 February 2008 12:38 AM

T*とは雰囲気も写りも違う感じですね。ディスタゴン50mmも全然違うらしいです。いろいろ試したいですねえ。
コーワ6は40mmとかあるのが凄いですね。ある意味コーワ6の進化した姿が6008ではないでしょうかね。40mm試写これからですね!楽しみです。

Posted by: ぎえもん | 08 February 2008 10:44 PM

ぎえもんさんお邪魔いたします.mixiではお世話になっています.
私と本当に趣味が一致していて,ご入手なさるものすべてハートを射抜くものばかり,人事ながらわくわくしてしまいます.
今後ともどうぞよろしく.
中判への誘い,に別HNで出没しています.そちらもご贔屓に.もしよろしければ画像やレポートなど頂戴できましたら本当に幸いです.

Posted by: conT | 11 June 2008 02:42 AM

重たいながらも使いやすく、写りも素晴らしいので、ちょくちょくこれで撮影してます。最近忙しくてなかなかネットを見ている時間がないのですが、近いうちにおじゃまさせて頂きます。

Posted by: ぎえもん | 11 June 2008 06:57 AM

The comments to this entry are closed.

« あけましておめでとうございます | Main | ローライ6008試写 »