« March 2007 | Main | May 2007 »

April 2007

16 April 2007

今年の桜撮影はいかがでしたか?東京はあっというまにいい時期終わっちゃいましたね。毎年桜撮影に挑戦しますが、なかなかこれ!っていうのが撮れません。

2005年桜で自分の中で一番としたやつ
S_planar_135mm_01
HASSELBLAD 500CM + S-PLANAR135mm/f5.6

2006年桜で自分の中で一番としたやつ
Distagon60mm_f4_015
HASSELBLAD 500CM + DISTAGON 60mm/f4

そして今年の桜もハッセルで望みました。

Sonnar250mm_003_1
HASSELBLAD 500CM + SONNAR 250mm/f5.6

Sonnar250mm_008_1
HASSELBLAD 500CM + SONNAR 250mm/f5.6

Sonnar250mm_004_1
HASSELBLAD 500CM + SONNAR 250mm/f5.6

最初は赤外写真に挑戦とかいろいろ考えていたんですが、露出が難しいと知って1回きりのチャンスにそれは断念。カメラとレンズはいろいろ考えた末、並木を圧縮して撮ろうと買って以来初めて(1年以上経ってしまいました。その間に整備は出しておきました。)ゾナー250mm/f5.6(なんと初ロットの最初期ものです)を持ち出しました。三脚抱えて近所の桜を撮りに行きました。やっぱりファインダー像が綺麗だと撮っていて楽しいですね。撮らない時もずーとファインダーから桜を観ていました。

フィルムはコダックのウルトラ。最近カラーを撮ってなかったので、冷蔵庫からの在庫です。あとその日のうちに見たかったのでモノクロでも1本撮りました。今日はモノクロものをご紹介です(カラーはまだスキャンが終わってません)。初のモノクロ桜撮影ですが結構モノクロもいいですね。

Sonnar250mm_006
HASSELBLAD 500CM + SONNAR 250mm/f5.6

Sonnar250mm_001
HASSELBLAD 500CM + SONNAR 250mm/f5.6

| | Comments (2)

10 April 2007

ROSSXPRESS105mm/f4.5

エンサインオートレンジで撮った写真です。

Ensign_autorange_022
ENSIGN AUTORANGE ROSS X PRESS 105mm/f4.5 125PX HC-110


Ensign_autorange_015
ENSIGN AUTORANGE ROSS X PRESS 105mm/f4.5 125PX HC-110


Ensign_autorange_008
ENSIGN AUTORANGE ROSS X PRESS 105mm/f4.5 125PX HC-110


大きなフォーマットの緻密さはスキャンで再現出来ているでしょうか?最後の船の写真の木なんてスキャン直後は(サイズ縮小前)凄い写りなんです。フィルムは最近昼間はプラスXを使ってます。

| | Comments (0)

02 April 2007

エンサインオートレンジ

***スパムブロックが入っていました(勝手に)。暗号を入力しろと出るやつです。でもうざいので解除しました。これで普通に投稿出来ます。***

あの謎のエンサインが届きました。yokochanさんからの情報ありました。私もあれからいろいろ調べたましたし、友人からの情報もありました。カメラの名前は「エンサインオートレンジ」です。

Ensign_autorange03_1
早速カメラをいじってみましょう。前蓋は底の押しボタンで開けます。

Ensign_autorange05
わかっていたようにレンズは自動起立しません。自分で出してやります。カチッと止まります。

Ensign_autorange07
ピント合わせはこのレバーのようです。このレバーを動かすとレンズ全体が前後します。レンジファインダーを覗き
ます。1.5倍ぐらいの高い倍率です。視度補正も出来ます。視度補正できるフォールディングカメラなんて他にあり
ます?そしてレンズの移動と連動しています...ホントにオートレンジでした。

Ensign_autorange08
レンズ下の2つ出ているつまみをつまむとレンズロックが外れて、蛇腹が折りたたまれます。前蓋の閉め方がわからず、かなり長い時間検討して(力の入れ具合が難しいですよね。壊れちゃうと困るし)、やっと発見しました。

Ensign_autorange04
さてさて気を取り直して、再度観察してみます。レンジファインダー横のあの謎のピン!なんとこれを動かすと645マスクが下から立ち上がるのでした!凝ってます。私が持っているもう1つのエンサインオートレンジ220や、前に持っていたエンサイン820スペシャルもマスクが付いていましたが枠がスライドしてくるだけでした。それもスライドのレールがあるわけではなく、ファインダーブロックと軍艦部に挟まれているという感じです。残念なことにアパーチャー部に入れる645のマスクは付いていませんでした。どうしても欲しければ自作すればいいのでしょうが、私は特に必要ありません。

レンズの上にある反射ファインダーもちゃんと見えます。ウエストレベルでも一応使えるということですね。

Ensign_autorange09
そしてびっくりしたのは(知ってる人には当たり前なのかもしれませんが私は予想もしてなかったです)、レンズがフォールとシフトすることなんです。向かってレンズの左上にあるレバーを下げると、グウォーンとレンズがフォールします。またレンズ下のダイヤルを引き出して、回すと左右にシフトするんです。うちで初めてのフォールが出来るカメラとなりました。

状態はそこそこ良かったです。ボディもレンズもファインダーもずいぶん汚れていましたが、2時間くらいかけて拭いたら綺麗になりました。

大事なことを忘れていました。120フィルムが使えるかどうかを調べていませんでした。裏蓋の開け方がまた変わっています。開けてみると残されたスプルーが。金属製です。ぱっと見は120フィルムですね。620は確か軸が細いはずです。試しに120フィルムを入れたら無事入りました。

さてさてこのカメラですが、素性も知りたいですね。更に調べると昔の広告も発見しました。まさしくこのカメラです。ということで普通に市販されたカメラのようです。コンパーラピッドが1935年ぐらいからの発売で、メッキがクロームになったのが1937年ぐらいですからその間に作られたと言うことでしょう。

その後友人から、カメラレビュー別冊クラシックカメラ専科34「戦後のイギリスカメラ」特集号に載っているということで早速手に入れてみました。まさしく載っています。エンサインオートレンジが正式名のようです。というかカメラに書いてあります。通常エンサインのカメラは数字が付くのですが、これはないようですね。その資料もこのカメラに関してはべた褒めです。

9727_1_sbl更に売っているものを2つ見つけました。幻と言うわけではないみたいですね。ただ単に私が知らなかっただけみたいです。クラシックカメラ専科でもテッサー105mmとコンパーシャッターの組み合わせ、売っているのもそれでした。私のはロスXプレス105mmとコンパーラピッドの組み合わせです。きっと後期型なんでしょうね。

実際に撮影してみると実にいいんです。そしてあのボケが!あのって言われてもわかりませんよね。以前持っていたエンサインセルフィックス820スペシャルで1度だけ発現したとても綺麗なボケが出たんです。ただピントが合わなかったのですが、レンジファインダー連動なら合うかもしれません(ちょっと不安ですが)。

Ross_xpress105mm_a03
ENSIGN SELFIX 820 SPECIAL ROSS XPRESS 105mm/f3.8

これが1度だけ見れたピンボケなのに綺麗な写真。

Ensign_autorange_003
ENSIGN AUTORANGE ROSS XPRESS 105mm/f4.5

Ensign_autorange_002_1
ENSIGN AUTORANGE ROSS XPRESS 105mm/f4.5

試写してみたらこんな感じに写りました。

そしてこの時代のコンパーラピッドはいいですねえ。操作感と音!この時代のコンパーラピッドが素材も仕組みも最高なのだそうです。ルックスも大好きです。ネガの大きさもやっぱり69は迫力。これだけぺったんこだと持っていくのもそれほど苦じゃないし、お気に入りのカメラになりました。

| | Comments (5)

« March 2007 | Main | May 2007 »