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14 March 2006

テッサー付きローライ35覚書

1966年最初期型 8000台のみ。背面下に「Made in Germany by Rollei - Compur - Gossen -Zeiss」の表記あり。シリアルは3000201から始まっている。ファインダー倍率0.75倍。ファインダーはプリズムの一体型。非常に良く見える。
その後背面下の表記は「Made in Germany by Rollei」になった。

1967年 巻き戻しクランクの根元が金属製からプラスチックになった。内部ギアの一部が金属からプラスチックになった。

1968年 四角くて手の込んだ底蓋ロック解除レバーが板金に滑り止めを後付けした扇形の底蓋ロック解除レバーになった。

1971年 ドイツ生産終了。シリアル331000まで。

1971年12月 5000台のゴールドのローライ35が作られた。張り革はアリゲーター。

1971年からシンガポール製に変わった。

変更点
背面下の表記が「MADE BY Rollei Singapore」になった。
レンズ鏡胴にCOMPURの刻印がなくなった。
レンズがカールツァイス製ではなく、ローライでのOEM生産のテッサーになった。
レンズ銘板にはMade By Rollei Tessar 3,5/40となった。
ファインダー倍率0.6倍になった。ファインダーの構造も低価格のものになった。

シンガポール製ローライ35のシリアルは3312000から 3499999まで。

1974年にゾナー付きが発売され、ローライ35はローライ35T(テッサーの意味)と改名された。1974年9月から1980年2月まで 440000台が作られた。シリアルは6000000から6499999。
カバー素材はブラックはすべて真鍮へのブラックペイント。シルバーは2種あり、真鍮へのクロムメッキとアルミのサンドブラスト処理。

1977年に距離表示が変わった。

1979年11月 ローライ35TEにモデルチェンジ。
変更点
露出計が軍艦部の追針式からファインダー内LED表示になった。
電池の位置がフィルムケース内から軍艦部に移った。
露出計の穴の位置が変わった。
沈胴ロックレバーの位置が前面になった。
絞りダイヤルのロックがないものが作られた。

ボディはアルミ製。
1981年 テッサー入りローライ35の生産終了。

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