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February 2006

28 February 2006

ニコンカメラ

zf今日はニコンマウントのツァイスレンズZF プラナー50mm/f1.4の発売日ですね。ちょっとヨドバシカメラに電話してみたら今予約しても当分手に入らないそうです。もしかすると年内無理とか!でも使ってみたくありませんか?このZFレンズ。次にプラナー85mm/f1.4。そしてその後はディスタゴンやマクロプラナーも控えています。

さてさてこのZFレンズを使うには必要なものがあります。ニコンFマウントのカメラです。せっかくアダプターなしで使えるのですからニコンのカメラ欲しいですよねえ。みなさん持っているのかもしれませんね。私はなぜか今までまったくニコンを買うタイミングが無く、1度も使ったことがありません。友人のF3を持ったことがあるくらいでしょうか。中古だとそんなに高くないし、なぜかライカマウントのツァイスレンズは使いたいと思わないので、いつかZFレンズ使えるように今のうちから勉強しておきましょうか。

私のカメラは機械式シャッター限定なので、あまり選択肢はありません。F2newFM2FM3aぐらいでしょうか?newFM2でいいのかもしれませんが、やっぱり機械式の最高峰F2が欲しいところです。見た目にそんなにと変わりませんが、ニコンFの多くの欠点を克服し、シャッター機構もライカの呪縛から開放された新設計で、またケラレのほとんどない長いミラーを、Fよりもはるかに高速に作動出来ます。

問題はF2のたくさんあるファインダーの中からどれを選ぶか。というか良く知らないと区別が付きません。

f2_eye
アイレベル:露出計のないモデルですね。見た目がかっこいいせいか露出計がないのに一番高価だそうです。

f2_f
フォトミック:受光素子CdsのTTL中央重点(1971~)

f2_f_s
フォトミックS:追針式からLEDに。感度も2EVアップ(1973~)

f2_f_sb
フォトミックSB:受光素子をCdsからSPDに。LED2点からLED3点表示に。(1976~)

f2_f_a
フォトミックA:レンズのAi化対応。受光素子Cds(1977~)

f2_f_as
フォトミックAS:レンズのAi化対応。受光素子SPD(1977~)


ということだそうです。どれもAiレンズ対応じゃなくてもガチャガチャっとやればレンズの絞り開放値の情報がファインダー(露出計)に行くそうですが、フォトミックAかASだとその動作がいらないようです。
見た目の区別はというとAとASは前面に書いてありますね。革張りなのがフォトミックとフォトミックAでしょうか。ルックスや性能を見るとフォトミックA、そしてブラックで決まりという感じでしょうか。

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27 February 2006

逆光シルエット

biogon21mm_a23
MDa + BIOGON 21mm/f4.5(for CONTAREX) + 400TX


biogon21mm_a21
MDa + BIOGON 21mm/f4.5(for CONTAREX) + 400TX

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24 February 2006

通勤風景

summilux35mm_a20
M2 + SUMMILUX35mm/f1.4 for M3(最初期型)


summilux35mm_a18
M2 + SUMMILUX35mm/f1.4 for M3(最初期型)


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22 February 2006

モノクロポートレート

眼鏡付きズマロンの1本目は400TXで撮ってみました。

summaron35_no2mod_a02
M2 + SUMMARON 35mm/f3.5 for M3


summaron35_no2mod_a06
M2 + SUMMARON 35mm/f3.5 for M3


summaron35_no2mod_a07
M2 + SUMMARON 35mm/f3.5 for M3

かなり暗い室内でしたがISO400あればライカならf3.5でも普通に撮れますね。

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21 February 2006

眼鏡付き2本 その2

m2_summaron35mm35
すぐ続きを書こうと思っていたのですがなかなか書けませんでした。ズマロン35mm/f3.5をM2に取り付けるとこんな感じになります。フードは飛び切りかっこいいIROOAが付きます。このMマウントのズマロン35mm/f3.5は、最初の眼鏡付きのレンズで、他のもの(ズミクロン35mm、ズマロンf2.8、ズミルックス35mm)と眼鏡が違います。前回の写真を見ていただくとわかるのですが、真ん中にライツのロゴが唯一入っています。また取り外せるように(たぶん)頭にネジが付いています。かっこいいんですよ~。

かっこよさの他に寄れるという重要な問題があります。眼鏡付きはどういう仕組みかよくわかりませんが65cmまで寄れるのです。ズミルックスなんか普通のレンズだと1mまでなのでなんと35cmも最短距離が違います。この違いは大きいです。

また眼鏡をしている人は、アイポイントが遠くて、35mmのブライトフレームが見にくいときがありますが(視野より広い)、この眼鏡付きレンズをつけると枠が小さくなってフレーミングやしやすくなります。

普通のレンズより安く手に入るのもいいところのひとつでしょうか。ズミルックス35mmなんて1/2ぐらいで買えますし、このズマロンなんか人に言えないぐらい安かったです。8枚玉ズミクロンも凄い安く売っているのを見たことあります。好きな人には最高のレンズですね、これは。

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17 February 2006

眼鏡付き2本

switar67

switar68

この眼鏡はライカの50mm用ブライトフレームを、35mmのブライトフレームに変換するものです。ファインダー倍率も下がります。ちょっと暗くなります。つまり「見え」は悪くなります。それにノーマルレンズと比べたら重いです。でもなんか好きなんですよねえ。

どちらの写真も撮影はALPA 9d + MACRO SWITAR 50mm/f1.9。やっぱりこのレンズ最高。

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12 February 2006

マグニファイフード

rollei
↑クリックでノーマルと交互になります。

もともとローライフレックス2.8Fのピントグラスは暗いですが、非常にピントが合わせやすくて、安心して開放で写真が撮れます。ただなんかこっちの方が更にピント精度が上がるかなあと思って買ってみました。ルックスはやっぱり落ちますねえ。でも女性写真の主力機ですので、実用重視ってことで。これを使えば小雨とかでもピントグラスに水滴付かないし利点もあります。

今回初めて見たんですけどどうなんでしょう、別に珍しくないですかね?純正で新品同様元箱入りでした。前面のネジが気になります。これはなんでしょうかねえ。どなたかご存知ですか?

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11 February 2006

viso用レンズ

昨年ビゾフレックス3を買ったことをお知らせしたと思うのですが、テリート200mm/f4しか使えるレンズがありませんでした。このテリートやエルマー65mmのようにビゾフレックス専用レンズというのもいくつも存在するのですが、Mマウントやスクリューマウントのレンズもビゾフレックスに使えるものはいくつもあります。私が持っているレンズではエルマー90mm/f4ヘクトール135mm/f4.5エルマリート135mm/f2.8があります。エルマリート135mm/f2.8は以前から持っていましたが、ヘクトール135mmを買ったときに1度手放しましたが、ビゾフレックスで使うとポートレートレンズとしていいかもしれないと思い、買いなおしました。前のやつはファーストバージョンで今度買ったものはセカンドバージョンなのでレンズ構成が違います。レンズ構成の違いはGiemonflexをどうぞ。

Mマウントやスクリューマウントのレンズをビゾフレックスにはそのまま使えません。ミラーのぶんマウントが前に出ているので短いヘリコイドに変える必要があり、それぞれのレンズに別のヘリコイドを用意しないといけないのです。

viso90mmエルマー90mm/f4用にはOUAGO又は16467というヘリコイドがいります。レンズヘッドのみをレンズから取り外し、このマウントに付けてビゾフレックスに取り付けるとこのようになります。フードをつけているから大きく見えますが、レンズヘッドもヘリコイドも小さく、ほんの少しビゾフレックスからはみ出るだけでかわいいです。

viso135mmエルマリート135mm/f2.8用はズミクロン90mm/f2と共通でZOOEP又は16463といいます。これは後期の黒いタイプで、シルバーのものも存在するようです。やはりビゾフレックスの非常に見やすいファインダーで覗くと、このエルマリートの切れ味が確認できて、ファインダーを覗くだけで楽しいです。これで実践投入楽しみです(まだなのです...)。

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10 February 2006

真夜中の会社の廊下

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500CM + Planar80mm/f2.8 266***

たしか1分半とかの露光時間でした。

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07 February 2006

時計を買う!

sinn903SINN903を買ったときは
1)裏蓋シースルー
2)シースルーから中の機械がよく見えるように手巻き
となると選択肢はレマニア1873しかなく、スピードマスタープロフェッショナルはあまりにみんな持っているのでSINN903にしました。そしてプラスチック風防なので軽く、ベルトも革なので更に軽く、機械式時計も軽いものがあるのを知って喜びました。その前の愛用は非常に重たいダイバーをしてましたので。それから2年使い込みましての結論は、プラスチック風防は交換するときも安いと言われてますが、やっぱり傷が付くのは気になります。また30m防水なので水には気を使います。手を洗うときも外さないと怖いです。1度左手に持ったシャンパンを開けたときに中身が噴出し、時計にかかったときは青くなりました。それにシースルーを喜んで見ていたのは最初だけでした。

そこで今回のテーマは
1)防水100m以上必須
2)やっぱり所有欲を満たすムーブメント入り
いろいろ見て回ると、超高いか、安いものの2つに別れ、ちょうど私が買えそうな機械式クロノグラフは少ないのです。
比較的安いブランド:オリス、SINN、ハミルトン
その中でかっこいいと思ったのは
orisオリス クロノリス 672 7564 41 54
最初に見たときはおお!かっこいい!と思いました。オリスは最初に買った機械式時計で思いいれもありますし。でもちょっと派手かなあと。革ベルトだめになってしまったら同じもの手に入らないかもしれないし、50m防水だし。この時計の魅力のひとつはこの革ベルトでしょう。あと10歳若かったら買ってたでしょうねえ。ムーブはお決まりのバルジュー7750。

hamiltonハミルトン ジャズマスター クロノ H32616133
機械式クロノグラフでサファイヤクリスタル風防で100m防水で、でも安~い。ぱっと見、二つ目に見えるのも新鮮。ほとんど買いそうになりました。でもあんまり安すぎて、材質とか使用感とか心配になってきちゃいました。手にしませんでしたが、予想でローターの回る音とか気になるんじゃないかなあと...

SINNはバルジュー7750搭載モデルでよければいろいろあるし、レマニア5100搭載モデルも中古ならあります。でもなんか今ひとつデザインが好きじゃないんですよね。ケースがポリッシュ仕上げなのがなくて、黒とかグレーつや消しみたいなのが多いのです。

やっぱりあのメーカーしかないんですよね~。今まで何度も買いそうになって買わなかったブランド。デイトナ買ったときも候補に挙がったし、セイコー300mmダイバーを買うときも候補に挙がったし、SINNを買うときも。でもなぜか今まで1度も買ったことがありません。ホントむかーしからスピードマスタープロフェッショナルに憧れていたのです。学生時代から。妹の旦那がしていたり、仲のいい友達がしていたり。やっぱり同じ時計買えないですよねえ。ファーストレプリカが出たので買おうとしたりもしましたが、買わないうちにブロードアローが出て、そっちのほうがよくなったり。ブラスチック風防だけが好きじゃない点だったのですが、とうとうサファイヤガラス風防にモデルチェンジして、今度こそ買おうと思ったときもありました。ムーンフェイズのスピードマスタープロが出たときは本気で買おうと安いお店探してみたりもしたり。で、やっぱり今回も最終的にここにくるわけです。もうオメガの中でどれにするかの問題になってきました。

omega_moon
やっぱり欲しかったスピードマスタープロフェッショナルムーンフェイズ。実はこれ3種類あるのです。写真の左から黒、銀、白文字板。針の色も違います。黒だけ裏蓋シースルー。白とシルバーはベゼルがホワイトゴールド。黒もそうかもしれません。で白と銀は黒と比べてずいぶん安いのです。でも買うなら黒。レマニア1873をベースにムーンフェイズと日付表示を追加した超複雑モデル。うう、燃えます。でも改めて手にするとなんか文字盤に立体感がなくて、それから初めて気づいたのですが、この時計のベゼルって横から見ると溝があって変わってるんですね。写真ではかっこいいけど手にするとそれほどでもありませんでした。

あとはフレデリックピゲのオートマチックムーブが入ったのがこれまたたくさん種類があります。よくこれだけ作りましたよね~。オメガ。
omega05
左からスピードマスターブロードアロー黒、白、文字盤がカーボンのレーシング。

omega02
ミハエル・シューマッハ限定モデル達。

omega03
スピードマスターレーシングのオリンピックモデル、シーマスター300mクロノとそのオリンピックモデル。

omega04
最近発売されたシーマスターアクアテラの黒文字盤と白文字盤。そしてレイルマスター。これらは150m防水。

omega06いろいろ見ているうちに思ったのは、もういい年なんだし、いかにも!って感じじゃなくて落ち着いた感じなのが欲しいなあと。そうしたらあるじゃないですか~。ベゼルがツルンってしてて私の好み!インデックスと針はキラキラしてる。もちろんオメガのマークはアップライト。ヌメヌメした感じの文字盤とつや消しのクロノ窓。もちろんサファイヤクリスタル風防。150m防水で裏蓋にはシーライオン。決めました。アクアテラ クロノ Ref.2512-50。ブレスレットは黒の革ベルトに代えて使う予定です。お店に現品しかなかったから今取り寄せ中であります。

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06 February 2006

機械式クロノグラフの調査

今日は時計の話です。機械式カメラが好きな方は機械式時計もお好きなんじゃないでしょうか?時計はクォーツ、デジタル時計時代にかなり機械式時計は淘汰されてしまいましたが、今はかなり復興してます。カメラもいつかそうなるといいですね。

私は機械式時計の中でも、特に非常に精巧で複雑な機械が入っている機械式クロノグラフが好きです。今までSINN 903という手巻きのクロノグラフを愛用していましたが、思うところあって買い換えることにしました。

世界中にたくさんの時計メーカーがありますが、中に入っているメカ(ムーブメントと呼びます)は、自分たちで作らず買ってきて、必要なら改造して時計を作っているところがほとんどです。自分たちでムーブメントから作っている会社はロレックス、ジャガールクルト、ゼニス、セイコーぐらいではないでしょうか。あともう少しあるかもしれません。機械式クロノグラフとなると作れる技術を持っているところは非常に少なく現行品となるとあまりありません。その中でもいろいろ特徴があって、やっぱり機械式時計はブランドや見た目だけじゃなくて、ムーブメントにもこだわって買いたいものです。

大きく分けて自動巻きと手巻きに分かれます。手巻きは普通に手に入るのは1つのメーカーのみです。
crono_01レマニア1873
横目(小さい丸が横に並んでいるのでそう呼びます)で、9時位置に通常の秒針(永久秒針)があり、30分計が3時位置、12時間計が6時位置にあります。月に行ったので有名なオメガのスピードマスタープロフェッショナルがこのムーブメントです。他に私が持っているSinnの903やブライトリングのコスモノートなど。手巻きの横目はたいていこれです。歴史があり、コストのかかっている少量生産のムーブです。手巻きが良ければお勧めです。

このムーブメントのコピーでロシア製のポルヨット3133があります。ロシア製クロノグラフはこのムーブが入っています。

自動巻きは数種類あります。もっともたくさん使われているのは
crono_02バルジュー7750
縦目のクロノグラフのほとんどはこのムーブです。大量生産向けに作られたもので、ストップウォッチの押し感触に関わるコラムホイールがカムになっていたりして、コストダウンを限界までしたものです。このムーブが入った機械式クロノグラフは安いものは50000円ぐらいから買えるという逆に画期的なムーブです。高級時計メーカーもこのムーブを使っていますが、独自に改良しているメーカーもあるようです。クロノメーター認定(簡単に言うと精度が高い証明のようなもの)されているメーカーもあります。

この他に縦目のクロノグラフは
crono_08レマニア5100というのがありましたが数年前に生産中になってしまいました。このムーブメントの特徴は、中央の60秒針がある位置にもう1本針があって、これが60分計だということです(写真の飛行機方の針)。12時位置は24時間計ですし、すぐわかります。SINNやTUTIMAとかに使われていました。あとセイコー6S77Aというムーブメントもあります。これはセイコーのみが採用していて、パワーリザーブ付き(ゼンマイの巻き上げ具合がわかる)です。

横目の自動巻きクロノグラフは見分けがつきにくいです。永久時針がどこにあるかで大体見分けがつきます。6時位置にあるのが
crono_03ロレックス4130
ロレックスの現行「デイトナ」に搭載されているのがこのムーブです。長年ロレックスはクロノグラフだけは自分達で作れず、他のメーカーから買っていましたが(一世代前のデイトナはゼニス400)念願かなって数年前に完成したムーブです。ロレックスのデイトナ1162520以外には使われていません。

そして先代のデイトナが採用していたのが、ゼニス社の
crono_04エルプリメロ400
です。永久秒針は9時位置、3時位置に30分積算針、6時位置に12時間針です。日付が4時と5時の間にあることが多いです。10振動(1秒に10回秒針が動く)というハイビートです。限られたメーカーにしか採用されていません。世界最高のクロノグラフムーブメントの一つです。私も持っているROLEXデイトナ16520はこのムーブを独自に改良し、8振動にして採用しています。

これと間違いやすいのが最近開発された
crono_06フレデリックピゲ1185
です。オメガとの共同開発とのことで、最初はスピードマスターブロードアローに採用されたようです。このムーブはエルプリメロとまったく同じ配置なので(配置はレマニア1873も同じです)外観では区別がつきにくいです。日付は6時に位置にあることが多いですがこれは決め手になりません。このムーブは6振動のロービートなので秒針の動きや耳を当てて音を聞くとわかるかもしれません。コラムホイール採用でクロノメーター認定の高級ムーブメントです。

そして最もたくさん使われている横目の自動巻きクロノグラフは
crono_05ETA2894-2
です。このムーブメントは3時位置に永久時針があるのでわかります。これもETA社の汎用量産ムーブメントでたくさんのメーカーで使われています。このムーブはよく二階建てと言われて、マニアには嫌われているのですが、普通の自動巻き時計にクロノグラフムーブを後付けされています。やはりマニアはクロノグラフ専用ムーブメントがお好きなようです。

他にもクロノグラフのムーブメントはいくつかあるようですが、普通の人が選択できるのはこの中からだと思います。

(時計好きですがそれほどマニアでもないので、間違っている記載があるかもしれません)

続く。

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05 February 2006

ローライ35履歴

みなさんローライ35持ってますか?使ってますか?やっぱり古い機械式カメラがお好きな方は1度くらい使ったことがある方が多いのではないでしょうか?今でも小さいと感じる画期的小型メカニズム。カールツァイス製レンズとコンパーのシャッター、ゴッセンの露出計。小さくてよく撮れる高級コンパクトカメラの最初です。ルックスもかっこいいです。天才ヴァースケ博士の銘機をやっぱり所有したくなってしまいます。私の古いカメラ入門もこのカメラでした。
小さくてよく写るのですが、目測でピントを合わせなくてはいけないので、敬遠しがちだと思いますが、40mmのレンズはちょっと絞ればほとんどピンボケになりません。ヴァースケ博士が唯一認めたテッサー40mm/f3.5付きのローライ35は細かく分けると実は何種類もあるのです。私が知っているだけでも7種類。もっとあるかもしれません。今まで手にしたローライ35をご紹介いたします。

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最初のローライ35を買った話は長々とGiemonflexのローライのストーリーに書きましたので、そちらを見ていただくことにして、最初のローライ35はローライ35TEと呼ばれる後期のものでした。たぶん生産を中止するちょっと前ぐらいのもの。写真はそのときの勇ましい(姿)。LED式の露出表示がファインダー内に出るもので、初心者の私には便利でした。写りはほんと満足いくものでしたが、ある時巻き上げたら、フィルムがパトレーネから外れてしまい撮った写真が駄目になってしまってちょっと愛が薄れてしまいました。まあ今思えば36枚撮りきらないうちに巻き戻しちゃえばいいのですが、フィルムカウンターはカメラの下にあって見にくいし、気づかず巻き上げちゃう危険性ありですもんね。そんなときにM6を買う話が持ち上がって、下取りに出してしまいました。


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それからずいぶん経ってeBayで手に入れたローライ35ジャーマニーブラック。凹みがあるため超格安でした。よく本やウエブで「ドイツ製とシンガポール製は差はない」とか書いてあるのですが、もう全然違ってびっくり。ファインダーが明るく良く見えます。ファインダー倍率も大きいのです。レンズにはカールツァイスと書いてあってかっこいいし、鏡胴にはコンパーの文字も。やっぱりローライ35はジャーマニーじゃなくちゃだめ!と私の中では結論つきました。調べてみるとシンガポール製後期にはボディの材質も真鍮からアルミに変わっているようです。このカメラはアメリカのローライの代理店であるRollei HONEYWELLのプレート付きでした。家に1年以上あったのですが、先日やっぱり凹んでないのが欲しいと思い、手放してしまいました。


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上の黒は持っていたのですが、やっぱり安くてつい買ってしまったのが、ローライ35シンガポール。これは超美品で露出計の精度もばっちりでよかったのですが、やっぱりファインダーがこちらの方が劣っているのと、カールツァイス製じゃないテッサーじゃあ...と思い、上の黒より先に手放してしまいました。


rollei35_08l

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そしていよいよ本題。今回手に入れたローライ35ジャーマニーなのですが、上のブラックとなにか違うと思いませんか?これは最初の1年ぐらいの間に作られた初期型なのです。違いは巻き戻しクランクの根元の部品が金属製なのと、裏蓋を開けるときのレバーの形が違います。中のギアも一部これより後の部品ではプラスチックになってしまったものが金属製のままだそうです。それからなんかシャッターの音も違う気がします。しっかりしたいい音がします。これは気のせいかもしれませんが。

この他にローライB35トリオター45mm/3.5付きシンガポール製ブラックを持っています。

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04 February 2006

アンジェニュー24mmの描写

angenieux24mm09
ALPA 9d + ANGENIEUX R6124mm/f3.5


angenieux24mm16
ALPA 9d + ANGENIEUX R6124mm/f3.5


angenieux24mm74
ALPA 9d + ANGENIEUX R6124mm/f3.5

1枚目は最短開放だと思うのですが、やっぱりちょっと甘い感じします。けどいい感じです。2枚目のここは後日また撮りに行ったら、実がしぼんでました。ちょうといい時期だったみたいです。3枚目はなんか気に入ってる写真です。

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03 February 2006

アンジェニューR61 24mm/f3.5

angenieux24mm
これも去年の報告になるのですが、アンジェニュー90mmの描写があまりにも良く、「アンジェニュー最高!」と思っているところへ、ミントのアンジェニューレトロフォーカスR61 24mm/f3.5の売り物を見つけてしまい、もうこんなの手に入らないかもと思い切って買ってしまいました。このレンズほんとに少ないんですよ。この半年で2本ぐらいしか見たことないです(アルパ用)。日本中世界中のWebショップ&eBAy&ヤフーオークションで。やっぱり白鏡胴じゃなくちゃだめですから更に範囲は狭まり、このレンズはメートル表記だったので更に珍しいのです。どうせ後悔するから買ってから後悔しようと購入してしまったわけです。

調べてみるとこのレンズは白鏡胴、黒鏡胴合わせて1180本しか作られていません。白の方が初期型です。黒はブラッククロームなんですがこれは色が剥げてきてどんどんガンメタっぽくなってしまうのでいまいちです。いつも言ってますがこの白鏡胴の美しいこと!長さも口径も重さもほとんどレトロフォーカスR11 28mmと同じで見た目では区別つきません(字を読まなければ)。そして描写なんですがこれが28mmと違うんですよ~。まず28mmほどコントラストが強くないです。絞ればシャープですが、開放は甘いです。でもこの甘さがなんか好きなんですよねえ。色に関してはネガしか撮ってないのでわかりませんが、変わった色が出てきました。なんでしょうねえ、これは(笑)。現像ミス?

angenieux24mm71
ALPA 9d + ANGENIEUX TYPE R61 24mm/f3.5


angenieux24mm70
ALPA 9d + ANGENIEUX TYPE R61 24mm/f3.5


angenieux24mm69
ALPA 9d + ANGENIEUX TYPE R61 24mm/f3.5

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02 February 2006

モノクロ写真の色

実は最近モノクロに凝ってます。いいラボ見つけたのと、最近撮った数枚のモノクロが気に入ったのが原因です。見慣れないせいか、モノクロの写真は何気ない景色もすばらしい景色に見せてくれることがありますね。なかなか「モノクロの目」になれなくて、カラーで景色を見てしまって失敗もしますが。

モノクロフィルムをモノクロプリントしたらそういうことにならないのかもしれないですけど、カラー現像のモノクロフィルムをカラー用紙にプリントしてもらうとたまに変わった色のモノクロプリントが来ることがあります。それとはちょっと違いますがフィルムを白黒モードでスキャンしても、色がついていることがあります。本当のモノクロじゃないとモノクロの味が出ていないのかもしれませんが、白とグレート黒の世界じゃないモノクロプリントも面白いかもとちょっと思いまして、こんな仕上げにしてみました。

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ROLLEI 2.8F PLANAR 80mm/f2.8 + BW400CN

本当のモノクロと比べてどうでしょう?ちょっと優しい感じになる気もしますね。

rollei28f_a04
ROLLEI 2.8F PLANAR 80mm/f2.8 + BW400CN

こちらが本当のモノクロです。写真は最近撮った息子の写真の中でも一番のお気に入りのやつです。

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01 February 2006

復活f1.2!

写真載せてコメントないとホント落ち込むので機材の話を書こうかとも思うのですが(まだ未紹介機材いっぱい...)、やっぱり写真載せて、いろいろご意見聞きたいんですよねえ。

canon50mmf12_a02
M2+CANON50mm/f1.2
クリーニングしてもらって曇りが取れたキヤノンf1.2にて。空が写ったビルが綺麗でした。


canon50mmf12_a03
M2+CANON50mm/f1.2
こちらは夕日が当たって綺麗だった関内の飲み屋。


canon50mmf12_a01
M2+CANON50mm/f1.2
木漏れ日写すとぐるぐるしていてびっくりします。

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