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June 2005

30 June 2005

究極の標準レンズ

macro_switar01lアポクロマートでf1.8(私のはf1.9)で28.5cmまで寄れるレンズ。トロけるボケ味美しく、世界中のマニアを魅了して止まないレンズ。ケルン マクロスイター50mm。雨も上がり今日始めて実写してみた。私が手に入れたのは1968年から6300本作られたf1.9のもの。f1.9はf1.8と比較してレンズが1枚多い5群8枚(f1.8は5群7枚)。またヘリコイドが大きくなり回しやすくなった。このヘリコイドの使いやすさはかなり違う。f1.8は細く使いにくい。なんといっても最短から無限大まで2回転半あるのだから。f1.9は黒塗りのみ。f1.8はシルバーも存在する。描写は結局のところほとんど差がないというところに落ち着いているようだ。

一応ハッセルのSプラナー135mmとベローズは持っているんだけど残念なことに外に持ち出したことがない。三脚とダブルレリーズケーブルがいるのでなかなか散歩には持ち出せない。ってことで今日は始めてのマクロ撮影。開放で最短で撮りたい気持ちが大きく、構図なんて二の次になってしまった。反省。今度は構図優先で撮ってみる。描写は想像していた通り。マクロレンズを他に使ったことないからどう違うのかいまいちわかってないけど、このマクロスイター50mm/f1.9の描写に文句のつけようはない。最高に好きな描写。近所の花も薄汚れた置物もひたすら美しく写ってくれる(気がする)。三脚で撮るのがいいんだろうけど、カメラは機動力も魅力のひとつ。手振れしないように腕を磨きたい。ちなみに5枚目の写真は愛用カバンであるボブルビーステッカーチューン大会の応募用に作ったスペシャルボブルビー。この写真を添付して応募した。今回はネガフィルムをスキャン。色はまったく触らず、スキャンしたそのまま。プリントと比べるとちょっと色のりが悪い。

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29 June 2005

物欲の終焉

3回続けて物欲シリーズだが、今回は物欲すっかり小さくなってしまった話。先週木曜からしばらく実家に帰っていて、日曜日に自宅に戻ってくるとライカフレックスSLが届いていた。第一印象「重い!」。速写ケースからしてかなり重い。ボディもレンズも重い。早速巻き上げる。予備角が大きく90度ぐらい。ここで露出計のスイッチも入る。その後スーと動いて、最後にカチッと感触があり、巻き上げ完了。シャッターボタンはシャッタースピードダイヤルに埋まっていてちょっと押しにくい。シャッター音は結構静かだし、音がいい。布幕横走りシャッターだ。操作感はいい感じだ。ファインダーはうわさどおり青い。ズミクロン50mmだとほとんど等倍。ピントは中央部のマイクロプリズムを使えば合わせ易い。フードも別に買って届いた。

そして昨日会社は休みだったので、テスト撮影に新宿に行くという友人のところへSLを持って出かける。めちゃめちゃ暑い。日差しも強い。アスファルトの照り返しも強い。でも友人との撮影しながらのカメラ写真談義は楽しい。私はシャッタースピードのテストやなるべく開放近くでの描写を見てみる。3時間ほど撮影して、中古カメラ屋にアルパを見にちょっと行ってみる。

alpaそこにあった黒いアルパ9dかっこいい!レンズはマクロスイター50mm/f1.9。比較のためにシルバーの10dマクロスイター50mm/f1.8と一緒に見せてもらう。初めて触るアルパ。前から巻き上げる方法もそれほど違和感はない。レンズ横にあるシャッターも押しやすい。剛性感、シャッター音。やはり当時最も高価なカメラだっただけのことはある。露出も合わせやすい。そして何よりマクロスイター!ファインダースクリーンが粒々が目立つ暗いファインダーなのだが、最短の28.5cmまでヘリコイドをぐりぐり回して近づける。伸びる伸びる!独特の被写体深度表示もかっこいい!唯一無二のアポクロマートのマクロ標準レンズ。やっぱり最強。実はここ1ヶ月ほどアルパブックを買っていつも手元において眺めていた。ウエブ上の作例も全部見た。理想のレンズだと確信した。そしてファインダーから覗いてしびれた。でもブラックボディなのでかなり高い。とりあえず考えてみることにしてしまってもらった。

友人にとりあえず買うのを留まった(というか初めから見せてもらうだけのつもりだった)事を伝えると「SL下取りに出してみたら?」と。え!そんな方法もあるのか。買ったばかりというかまだ手にして3日。その日初めてフィルムを通してみたのに。まあ凄い安く買ったのだからそんなに高く売れないから、だったら持っていたほうがいいと思っていたんだけど、試しに下取りに出したらいくらか聞いてみた。しばらくして教えてくれた値段は買ったよりかなり高く、あまりの値段に「お願いします」と言ってしまった...

買ってすぐ手放してしまうなんて嫌悪感というか違和感を覚える人もいると思う。私も考え抜いて買って、愛用していくのが好きだ。でも新たに35mmの一眼レフを2台はいらない。ズミクロンR50mmはすばらしいレンズだと思うけど、マクロスイターの方が魅力的。ボディも大好きな黒だし、使い方や見た目が他のカメラと変わっているところが妙に惹かれる。使いにくいところも個性。ってことで自分を自分で肯定してみる。SL+ズミクロン50mmとはこの日撮った2本のフィルムでお別れ。代わりにブラックのアルパ9d+マクロスイター50mm/f1.9がやってきた。

ボーナスなくなっちゃったし、買えないと思っていたカメラ+レンズも買えたしということで、あれほどショップのサイトやオークションサイトを見まくっていたのに、すっかり物欲が落ち着いた。フードだけないのでフードは買わないといけないけど。しばらくはこいつで撮りまくってみる。

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20 June 2005

止まらぬ物欲

leica_sl物欲と言うのは欲しいものをすべて買い尽くすか(無理)、手持ちのお金がなくなるまで、無くならないのだろうか?お金がなくなっても欲しいものはなくならないか...一時期一人で地味にこんな趣味をやっている頃は欲しいカメラはすべて買った!とか思っていたのに、やっぱりカメラ博士達の話を聞いていると欲しい、使ってみたいカメラがどんどん増えてきてしまう。

今回ボーナスで買おうかと思っていたいくつかの候補のうち、どれにするか悩むひまも無く、あまりにも安かったのでライカフレックスSLシルバー+先細ズミクロン50mmを買ってしまった。この写真がまさしく買ったSLそのもの。まだ届いていない。速写ケースもフィルターも付いているので、後はフードを別に買った。まさに欲しかったのがこのレンズなので、しばらくはこのレンズの描写を楽しめる。友人自慢のレンズたちと撮り比べたりして。でも予定していた金額の1/10ぐらいしか使っていない...他にも何か買えると思うと落ち着かないのだ。

とりあえずライカフレックス周辺機材を揃えるかと考えた。素直にRマウントレンズを買えばいいんだろうけど、気になるのはビゾフレックス用のエルマー65mm初期型。マクロ用だ。マクロスイター50mmに対抗は出来ないかもしれないけど、きっといいに決まっている!エルマー65mmをライカRで使うには、マウントアダプターが必要で、SL以降にはM-Rアダプター14167がいる。まあアダプター使うならニコンでもキャノンでも使えるんだけど、やっぱり同じライカであり、純正マウントアダプターであり、正統派だと思う。そしてこれを手に入れると手持ちのライカレンズが使えるようになるのだが、単純に取り付けるとフランジバックの関係で近接のみになってしまう。まあ近接撮影も面白いと思う。そして今もっているエルマー90mm/f4エルマリート135mm/f2.8はレンズヘッドが外れて、ビゾフレックス用専用ヘリコイドを取り付けると、無限からライカフレックスで使えるようになるのだ。ってことでそのヘリコイドを買わないといけない。エルマー90mm/f4用がOUAGO 16467で、エルマリート135mm/f2.8がZOOEP 16463というらしい。他にもいろんなレンズ用があって混乱する。間違って同じ物を2つ買ったりしそう...

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16 June 2005

物欲

contarexツァイスイコンコンタレックススーパー黒。SEになると電子シャッターだから×。もちろんつけるレンズはプラナー55mm/f1.4。壊れたら直るか心配だけど、このシャッターフィールは素晴らしい。レンズ描写も凄い。

ケルンマクロスイター50mmf1.8or1.9。たまに見る作例のすばらしい描写。ああいう描写の究極の1本じゃないかと思った。このレンズに合わせるのは黒いALPA。露出計はなくてもいい。M42マウントもあるらしいけど本当かな?ライカアダプターも昔はあったらしい。

ブルックスベリワイド100。6×10の超広角専用機。スーパーアンギュロンを使うならこれがいい。ライツのファインダーが付いているんだよねえ、これ。この間友人に触らせてもらって、やっぱり良さを最確認。

ロボットロイヤル35S。レンズはクセノン40mmf1.9とか。速写ケースつき。重たいらしいけど超かっこいい。カメラの中では最高峰かもしれない。

ライカフレックスSL2ブラック。これに先細のズミルックスかズミクロン50mm。やっぱりライカのレンズ好きなんだよなあ。きっとこの初期型のズミクロン凄いいいと思う。でもズミルックスも使ってみたい。

ハッセルブラッド500シリーズ用ディスタゴンC60mm/f4。60mmはf3.5になるとT*になってしまうから、少しでも明るいf4のこれ。軽いし。状態の良いのはほとんどない。あとFディスタゴン30mm/f3.5も欲しい。使わないかなあ。なんか世界が広がる気がして欲しいんだよなあ。

キャノン旧F-1+FD55mm/1.2。友人に借りてからお気に入り。剛健な作りとレンズの素晴らしさ。重すぎるのがネック。

オリンパスOM-3ブラック。機械式で1/2000シャッターが使えて、軽くて小さい。思うことはみんな一緒で人気が高い。というか市場に出ない。

あぁ、みんな欲しい。このボーナスでどれか1つ手に入れたい。

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13 June 2005

NEWパソコン

パソコンが壊れた。まったく電源が入らない。ということは電源が壊れたんだと思う。前にも壊れて、その時は自分で直した。また直そうかとも思ったが電源に1万円ぐらいかけるより、新しいパソコンをそろそろ買ういい時期だと思い、買い換えることにした。

NECの友達から安く買った98ノートを使っていたのが1995年ぐらい。その後バイクの免許を取るのを回りの人みんなに反対されて、ストレス解消に買ったのがIBMの黒いデスクトップ。1997年前後だったと思う。妻と知り合った時同じパソコンを持っていてびっくりした。

そのパソコンのディスプレイが壊れて、修理査定が非常に高額で、ディスプレイだけ買うつもりが、当時の最高スペックのパソコンを組んだのが、2000年ぐらい。Windows98セカンドエディション、ペンティアムIIIの733MHz、ハードディスク27GB。ディスクがいっぱいになることもなかったし、処理スピードにいらつくこともほとんどなかった。途中グラフィックボードが壊れて換え、メモリーを増設し、DVDマルチドライブを付け、USB2にして...といろいろやってきた。さすがに最近やっているフィルムスキャンを3600DPIとかでやると処理に時間がかかるようになったが、それまではほとんど大丈夫だったのだ。OSのアップデートはしなかった。

しかしカーナビのアップデートプログラムがWindows98セカンドエディションに対応せず、かといってOSをアップデートして立ち上がらなくなる可能性もあるので踏み切れずといった感じだった。ハードディスク増設もやってみたが想定外の大容量はどうしても認識してくれないようだった。といった不便さがちょっと目立ってきたので今回の購入となる。

初めから今回は買うパソコンはDELLに決めていた。まあ安いから。予算は10万円ぐらい。前回は30万ぐらい使ったけど、今は10万円でそこそこいいのが買える。コンセプトは「デスクトップでディスプレイとスピーカーはなし。」

dell_pcデルの10万円ぐらいで買えそうで、ディスプレイなしで買えるのはDimension 3000とDimension 9100。この2機種は片や入門モデル、片やハイパフォーマンスモデル。外観も違うし、大きさも違う。最初はDimension 3000でいいかなと思っていたが、CPUやハードディスク容量等のスペックを同じくらいにすると値段はあまり変わらない(2万円の差)。なにが違うかっていうと拡張性。Dimension 3000はマザーボードのスペックを使いきっていて、Dimension 9100はまだまだ充分な拡張性があるのだ。将来CPUを換えたり、ハードディスクを増設したりといろいろできる。今は必要なくても将来ソフトがまた進化すると必要になるかもしれないし。ってことでDimension 9100を発注した。15%割引キャンペーンとかやっていて12万円で買えた。

まあ楽しみなのはDVDのバックアップをがんがん取れること、高画質でのスキャンでの写真処理が早くなること、ぐらいかな。パソコンが届くまでスキャンも出来ないし不便だが乗り切りたい。

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07 June 2005

21mmファインダーの悩み

finder_avenon現在ビオゴン21mmを使用する際はアベノン製外付けファインダーを使っている。これは先日まで使っていたアベノンスーパーワイド21mmに付いてきたファインダーだ。アベノン21mm用にM6で使っているときはこの大きさが気に入ってたし、外付けファインダーはこれしか覗いた事が無かったのでそんなに悪く無いと思っていた。でもSW用にコシナノアングルファインダーを買い、バルナック用にライツの50mmや35mmを覗いてしまうと、やっぱり物足りなくなってしまう。またこのアベノンのファインダーはバルナックには激似合わない。そこで他のファインダーが欲しいなあとずっと考えていた。

finder_leica_black_metalいつもは悩んで、買い終わってから、ここに書いているが、今回は買う前に書いてみる。一番高価なのが、このライツの21mm用金属製ブラッククロームSBKOO。M6にはぴったりだけどバルナックには色が似合わないかもしれないと思った。それにしても高すぎるし。バルナックより高い。流石にファインダーに500ドルは出せない。日本だと7万円ぐらいするし!流石にこのファインダーを買うなら、カメラやレンズを買ったほうがいい。

finder_leica_silver_metalそしてこれがシルバークロームSBKOO。こちらのほうが若干安い。バルナックにはぴったりだし、M6も結構似合いそう。既にこのシリーズの35mm、50mm、90mm(いつの間に!)と手に入れたから、お揃いで21mmも欲しい。28mm用は結構安いのに。21mmはスーパーアンギュロン用だったから数が出なかったんだと思う。今のところこれの安くて綺麗なのを探しているけど難しそう。何度かオークションで入札したが、すべて負けた。まあいい出物を待つのみ。

finder_leica_black_plasticM6で使うならこちらもいい。ライツのプラスチック製ファインダー。ファインダーの「見え」は上の2つよりいいらしい。値段は更に安い。上の2つはコレクションとして家に置いておいて、やはり実用はこれを使っている人が多いみたい。あと画像はないけど、現行の21-28が使えるズームファインダーもある。こちらは白と黒が用意されてるし、作りもいいみたいなのだが、いかんせん大きすぎる。バルナックにはとてもじゃないけどブ格好で付けられない。


finder_contarex実は一番最初に候補に上がったのがこれ。コンタレックス用21mmファインダー。アクセサリーシュー付き。これなら白ボディも黒ボディも似合いそう。黒いところは結晶塗装のようだ。でも超レア。めったに売っていない。今まで1度だけ見たけど、ヒビ入りだったから買わなかった。後はレンズとセットで売っていることが多い。まさかもう1本レンズを買うわけにはいかないし...ただブライトフレーム式では無い(らしい)。先にこちらを安く見つけたらやはりコンタレックス用ビオゴン21mmには似合うから買ってしまうかもしれない。

finder_zweise今度発売されるのがツァイスイコンブランドで出るファインダー。アルバダ式逆ガリレオファインダー、レンズ構成:5群5枚、ファインダー倍率:0.54倍、標準視度:-1D、重量:43g、パララックス補正マーク付き、希望小売価格(税別) \39,500!T*コーティングらしい。でも角張りすぎ。高すぎ。いったい誰のデザイン?新しく出るツァイスイコンのボディには似合う?似合わない気もするけど。ファインダーがこの値段ならやっぱりボディは20万ぐらい?いったいいつ出るんだろうねえ。買おうと待っているわけじゃないけど、触ってみたい。

finder_contaxこれはコンタックスG用のファインダー。G2ブラックモデル専用。めったに売って無いと思うけどたまたま見かけた。いろいろ調べてみるとこれもブライトフレーム式ではないらしい。やっぱりブライトフレーム式の方が使いやすいと思う。メガネをして覗くと画角が変わる可能性もあるし。形は丸くて好きなんだけどなあ。評判はいいという人と悪いという人と2つに別れるので1万円ぐらいなら買ってみて試してみるんだけど。聞いた話ではリコーのGR21mm用ファインダーはこれと同じものらしい。

finder_cosina21mmだんだんこれでいいかと思ってきたコシナのファインダー。プラスチック製。独特の三角形状。カラースコパー21mmの付属品で日本では正規にファインダーだけで売ってないけど、外国では売っていて、逆輸入品が単体で手に入る。見えは非常にいいと評判。SWのファインダー使っているから非常に良さそうなのも想像もつく。友人もニコンS2やライツミノルタCLで使ってる。プラスチック製はまだ許せてもこの三角形がいまいち好きじゃないんだよなあ。でも費用対効果は最高。オークションで何か買ってしまう前に銀座に行くことが出来たら(なかなか行けないのだ)、買ってしまうかも...

finder_cosina_angleダークホース的存在がコシナのアングルファインダー。SWで愛用しているけど非常に使い易い。低いところから撮る構図が好きなので、こちらの方がいい写真が撮れる気がするのだ。他のファインダーもどれか買うと思うけど、これもかなり買う気になっている。これもきっとSWC用のように壊れやすいんだろうなあ。これ付けたらもう純正ファインダー(ボディに付いているファインダー)が覗けなくなる(おでこに当たるから)とかデメリットもわかっているけど、いい気がするんだよなあ。

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06 June 2005

ビオゴン21mm用フードその2

biogon08本当はビオゴン用フードその3、その4まで書こうと思っていたが、その2に全部書いてしまうことにする。盛大にケラレてボツになったhama製フードだった。そこで次のターゲットはやっぱり純正フード。コンタレックス用のものだ。純正フードは数種類あって、いろいろ考えた結果、黒の金属フードが最も良い(似合う)という結論に至った。いろいろ探した結果ドイツのカメラ店で売っているのがわかり、黒のフードが金属性なのを確認した上で注文をした。モノはすぐ届き、わくわくして広げてみると、違う...シルバーだ...。でも綺麗。注文したのはあまり綺麗じゃなさそうだった。biogon13とりあえずビオゴン21mmに嵌めてみる。??おかしい。斜めに取り付く。どうやっても水平にならないのだ。よくよくレンズを観察し、コンタレックスに取り付けてあるビオゴン21mmの写真と比較してみると、ライカに取り付けたときはバネヨットが斜めになっていて、フードを取り付けると曲がってしまうのだ。これはだめだと思ったが、バネヨットが結構きついので最後まで取り付けなくても一応機能する。その姿がこれらの写真だが、いやあ大迫力。フードでボディが見えないくらい。当然このフードで撮ればケラレることはない。

biogon12またドイツのカメラ店に、シルバーが送られてきたんだけど黒を注文したと苦情を言ったら、黒を送ろうとしたらプラスチックだったから、金属製のシルバーを送ったとのこと。うーん...気が利くのか、適当なのか。その返事をしないでいたら、黒のプラスチックがよかったらそれを送ると言ってきた。返送の送料を出してくれるのかと聞いたら、送り返さなくていいという。なんと1つの値段で2つのフードが手に入った。確かにプラスチックだった。状態も作りもシルバーのほうがいい。でも付けた感じは黒のほうが好き。というかシルバーは目立ちすぎる。黒のほうはバヨネットリングにフードがネジ止めされている(2枚目の写真がそう)ので、もしかするとライカに合わせてまっすぐ付くように改造できるかもしれない。

biogon11また並行して手配していたS&W製の49mmねじ込み式ワイドレンズ用フードが手に入った。こちらは小さくて金属製で結構似合っている。早速試写したけど、結果はまだ。ケラレなくて、それほどフレアも出ていなかったらこちらを常用するかもしれない。

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01 June 2005

ビオゴン21mm用フードその1

biogon09コンタレックス用ビオゴン21mmのフードは純正があるのだがなかなか手に入らず、非常に高価だ。一応手配しながらも手にはいるまで代用でいいからなにか付けたいと考えた。会社帰りにヨドバシカメラに寄る。
まず考えたのは汎用ねじ込みフード。ただ標準レンズ用が多いのでケラレる可能性大。ゴム式伸長フードを短くすればどうにかなるかもと考えてこれを買おうかと思ったら隅に、hamaの四角い広角用フードが!やっぱり四角い方が視界がケラレなくていい。ただ広角用といっても24mm用って書いてある。このままではケラレそう。hamaのフードは49mmからあるんだけど、一番大きい55mmを買ってステップアップリングをつけてそれに取り付けることにした。

biogon21_15付けてみるとかっこいい!これは標準フードより格好いいかもと思って喜んで撮ってみた。その結果がこれ。みごとにケラレてる!ケラレすぎぐらい。がっかり。写真はフレアも激減してよくなった。フードの効果はやっぱり大きい。フレアを出したいときはフードを外せば見事に出るし、フードを付ければコントラストもくっきり。エルマーもフードの影響大きいみたいだし、昔のレンズはやっぱりフード前提の設計みたい。

biogon21_19でもケラレちゃ意味がない。3枚目の写真はケラれたところを大きくトリミングしているのけど、これはデジタルならでは。プリントするにはつらい。ビルの反射の光もそんなに逆光に弱いって感じじゃない。いけるいける、後は21mmを自分のものにするためがんがん撮って、あとはうまい人の写真を見て勉強。絶対使いこなしてやる!

今回のフィルムはコダックウルトラカラー400。現像は銀座レモンのラボの45分プリント。それほど派手な色という感じでもない。色が黄色っぽいのは夕方撮影のため。フード探しは純正探しへと続く。

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