プラナー80mm/f2.8のモノクロ作例
ここで書いた写真をスキャンした。ローライフレックス2.8Fプラナー。黄色いフィルターとフードを付けて息子を撮ったもの。
非常に美しいこのカメラ。ローライはカメラの意匠に最も力を入れたメーカーだと思う。そしてこの頃の作りはもう最高!私のカメラは1965年ぐらいに作られたガラス圧板を使用してフィルムの平面度をあげることが出来るタイプ。残念ながらそのガラスは手に入っていない。いつか手に入れたいアイテム。このカメラを買った経緯はここに長々と書いた。
どちらかというと見た目に惚れて買ったので、最初にプリントが上がってきたときにはホントびっくりした。凄い立体感と繊細だけどシャープな描写。今回はモノクロを撮ったけど、カラーも何ら問題は無い。というか私はどちらかというとカラーのほうがこのレンズの特徴が出るのはないかと思っている。ミーハー的な気持ちからプラナー80mm/f2.8を選択したが、ホントこれにしてよかった。きっと他のレンズにしてしまったらこの味わいは経験できなかったと思う。ローライのすべてのレンズはいいレンズだと思うけど、プラナー80mm/f2.8の独特の透明感みたいなのはこれしか出ない。と思う。で、息子の入園式撮影にはまっさきに選択した。
超お気に入りのローライ2.8Fで、ずっと私のメインカメラに君臨していたけど、よっぽど気合が入っていないと持ち歩かなかった。一番の理由は重いこと。M6も重いと思ってるぐらいだからローライは私にとっては凄い重いのだ。でもハッセルを持ち歩くようになったらあまり気にならなくなった。ハッセルのほうが重いから。すると気になるのはレンズの保護。ローライはキャップをして持ち歩き、撮る時にキャップを外して、フードをつけてとやっていた。だけどフード付けっぱなしで歩きたい。するとレンズを触ってしまいそうで怖いのである。てことで今回UVフィルターを買ってみたが、ビューレンズと撮影レンズの両方には付かないことが判明...フードをつけるとビューレンズにはつかないし...なにか方法があるのかもしれないけど、きっとビューレンズにフィルターなんて想定外だったんだろう。
フィルムはコダックの400TMAX。露出はフィルターの露出補正をボディでして、その後はカメラの露出計の示す通りに撮ってみた。ちゃんと撮れてる。いつもの露出不足はなに?考えてみると露出不足になるのは、イルフォードのデルタ400の時ばかり。きっとそのせいだ。たぶん...
「ローライ」カテゴリの記事
- 小石川撮影記3(2010.02.16)
- 小石川撮影記2(2010.02.14)
- 気分も新たに新テーマ(2010.02.11)
- ワイドローライ in 浅草 その3(2009.04.13)
- ワイドローライ in 浅草 その2(2009.04.11)
The comments to this entry are closed.
Comments
TBありがとうございました。
私はPENTAX67でスナップもするので
ハッセルは重いとは感じませんでした。
C40/4を買うまでは・・・(^^;
Posted by: Tom | 15 April 2005 12:16 PM
Tomさんこんにちは。
40mmは重いでしょうねえ。でもあのTomさんの素晴らしい写真が撮れるのであれば(本当はセンスなんでしょうけど)我慢して持っていきたくなります。
私は次は50mmと思っておりますが、50mmも1kg近くあるんで重いでしょうねえ(笑)
Posted by: ぎえもん | 15 April 2005 01:22 PM