ハッセルの好きなところ
ここしばらくハッセルばっかり使っていたんだけど、最近ローライやペンFTやライカを使って写真を撮ってみた。そしてやっぱり再確認!ハッセルブラッドが一番好き。先日ハッセル仲間(真っ黒けブラザーズ会長:注1)と「ハッセルのどこがこんなに好きなんだろう」という話になって、私はうまく説明できなかった。
当然のことながらレンズがいいんだけどその他にどこが好きなんだろうって。形?このシンプルな形が好きなのだろうか?確かにCレンズの形はかっこいい。フォーカシングフードを畳むと四角くなっちゃうところなんて最高。でもローライとかバルナックの方がかっこいい。操作感?グルンと巻き上げて、レンズの絞りとかピント合わせをして、左手でシャッターレリーズ。ライカやローライみたいな精密感を感じるわけじゃない。Cレンズは手が痛いし、シャッターボタンも痛い(調子いい個体はそうじゃないけど)。
で、最近他のカメラ(世界の名機たち)で撮ってみて、ハッセルのどこが好きかわかった。一言で言うなら高揚感。撮影の喜びを感じる。そしてカメラとの一体感。具体的に言うと、両手で下から支えるように持って、お腹にカメラがくっついていて、大きくて綺麗な(特にボケが)ファインダー像を覗いて、シャッターを切る。そうするとバシャコンっていう独特の音がして、ファインダー像は真っ暗に。ある意味一発必中(人によってはバシバシ連続して撮ると思うけど)。英語で写真を撮ることをSHOOTって言うけどまさにそんな感じ。お腹からバズーガ砲みたいのが飛び出して、被写体を撃つ感じ。これはウエストレベル一眼レフじゃないと体感できない面白さだと思う。
コーワ6も使ってみたけど、コーワ6もハッセルと同じレンズシャッターのウエストレベル一眼レフ。でも縦型なのだ。それできっと一体感、シューティング感が薄れてしまうのだと思う。
うーん、ハッセル好き好き。重くても使い勝手が悪くても好き好き。ハッセル以外すべてのカメラを処分してしまったハッセル仲間(ロクマイダーズNo.1)注2の気持ちもよーくわかる。
注1::ハッセルの黒ボディと黒レンズを愛好する集まり
注2:プラナー80mmの六枚玉を愛用する人の集まりちなみにあとCレンズノンT*を愛好するノンティーズ(NonT*s)もあり。
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